剣道の人口を増やすためにはどうしたらよいか?

剣道

剣道界の現状

昨今の剣道界は競技者人口が減ってきて、少しさびしさを感じるような状態です。剣道に限らず、他の柔道や空手などの武道も同様に競技人口を減らしています。何故このような現象が起きているのかというと、主には子供たちが、見栄えがいいサッカーやバスケットなどの西洋スポーツを選ぶ傾向があるためだと思います。

日本的な文化は、西洋のものに比べて、見た目が地味だったり、静かで落ち着いたものが多くなかなか魅力に気付くのが難しいものが多いところがあります。一方で西洋的な競技はパフォーマンスが派手で、見栄えが良く、マスメディアが積極的に宣伝をするので子供達の人気を集めやすいところが有ります。

剣道は純日本的な武道で、西洋的な科学的な部分が少なく、より人間臭く、周囲の人から教わる部分が多い競技です。剣道は一応スポーツとして他の競技と同列に扱われていますが、剣道は他の競技にはない独自の部分がかなりの比重を占めていると思います。

以下に剣道の他の競技には無い独得の魅力を取り上げてみます。

1.剣道は人格や心を磨くためのもので、競技の勝敗よりも人格形成に重きを置く武道である。

剣道は他の競技に比べて、商業主義的なところがほとんどありません。剣道をしている人は、生涯剣道に取り組むという考え方があり、他の競技に比べて、勝ち負けが絶対視されることは少ないところが有ります

2.剣道は奥が深い

剣道は、身体能力に左右される部分が他のスポーツに比べて少なく、身体能力が大したことが無くても、独自の工夫だったり、いい指導者のもとで中身のある稽古を積むことで強くなることが可能な競技です。剣道界には、色々なタイプの選手が大会で活躍したり、周囲から注目されるような選手になったりすることがあります。

活躍する選手の経歴も様々で、強豪校を渡り歩いたエリートコースを歩んだ人もいれば、独自に剣道にのめりこんで研究して稽古を積んで頭角を現した人がいたり、社会人になってからも警察でバリバリ稽古を積んでいる人がいる一方で、医者として活動している合間に稽古して、全日本剣道選手権大会に出る人までいます。

剣道への取り組み方はバラエティーに富んでいます。どれが正しいとか間違いとかいうのは特にありません。剣道の稽古法や、剣道スタイルも、一応基本動作というものは存在しますが、その通りの動きをしないといけないというものは無く、最初の内は先生から教えられた通りのことをこなしますが、そのうちに、色々な人から影響を受けたり独自に研鑽して、自分にふさわしい剣道を身に付けていきます。

剣道を続けていくと、自分で主体的にものを考えて、他人から学びながら一緒に稽古しながら実力を磨くという姿勢が身に付きます。

剣道界で改善したほうが良い所

自分が少年時代に剣道に携わって苦手だったところと改善ポイント

1.厳しい過酷な稽古に取り組まないと強くなれないという考え方がある

私より以前の世代では、稽古場の雰囲気も緊張感があって、先生も厳しくて、掛稽古も迎え突きや、体当たりで吹き飛ばされたり、竹刀でいなされたり相当厳しいもので、それを乗り越えないと強くなれないみたいな空気がありました。しかし私はそれは絶対的ではないと思います。世の中にはそこまで厳しくなくても、結果を残している道場や団体は存在します。

改善ポイント

私は稽古場の雰囲気は緩くても問題はないと思います。最近全国大会で活躍している道場などは、稽古の時と、それ以外の時のメリハリがしっかりしていると感じます。子供達のモチベーションを大事にしていて、主体的に剣道に取り組ませようとしています。あまり先生が口やかましく説教をすることは無くて、子供達が稽古に集中できるように配慮している印象が有ります。

2.稽古の途中の先生の説明が長すぎる

稽古の途中で先生が突然やめをかけてみんなを呼んで技の解説をすることがあるのですが、あまりに時間が長すぎて、面をつけた状態で立ったままでいると、面が耳に食い込んで痛くなったりせっかく稽古で温まった体が、冷えて固くなってもう一回最初から気合を入れ直さないといけなかったりすることがありました。

改善ポイント

先生の技の解説は、生徒が面を外した状態で行ったほうが良くて、面をつけているときは、説明を短めにして稽古の流れを切らないほうがいいと思います。

3.毎日続けて練習する時に面や小手がじっとりしていたり、稽古着ががさついたりしてしまう

面や小手は乾くのに時間がかかり、メンテナンスが難しくて、いつも快適に使用できればどんなにいいことだろうと常に思っていました。中学校時代に、剣道部室は臭いと指摘されるのも嫌でした。

改善ポイント

私は、既にあるメーカーが開発している内輪を取り外しができる面をもっと普及させたほうがいいと思います。小手もインナーを付ける習慣をつけたほうがいいと思います。そうしたほうが毎日快適に稽古できるようになるし、道具を大事に扱う習慣も身に付きます。剣道部室は臭いというイメージは早く取り除いたほうがいいと思います。

4.試合で負けた時に先生が突然怒り出す

試合で負けた時に、特に理由も言わずに、生徒に怒りをぶちまける先生がいらっしゃいます。私はそういう指導者は苦手でした。試合の勝敗をどう受け止めるかは、試合をした人の問題だと思います。先生は選手が試合で全力を出せるように配慮したほうがいいと思います。

5.目的意識がない稽古や理不尽な上下関係がある

稽古の目標がはっきりしていなくて、毎日やることになっているから惰性でやっていたりすることがありますが、そういう稽古は実力がつきにくく、きつい思いをするだけでなくしたほうがいいと思います。

稽古はどのような目的でやるのかをはっきりさせて、稽古をこなしたらどう鍛えられるのかができるだけ鮮明になったほうがいいと思います。稽古会の目的もはっきりさせて、大会の好成績を目指すならひと月に1回程度は大会にエントリーしたほうがいいと思うし、昇段審査が目的の稽古会、もっと細かくいうなら、足さばきのための稽古会、剣さばきのための稽古会などもあってもいいと思います。

剣道での上下関係はけじめの上で必要だと思いますが、先輩の言うことは絶対にその通りにしないといけないみたいな理不尽な制度は無くしたほうがいいと思います。

理想の上下関係

後輩は自然な感じで、先輩を尊敬できたりすることが理想だと思います。沢山コミュニケーションをとって普段から仲の良い関係になるようにしないといけないと思います。

総括

剣道の人口を増やすためには?

剣道界はもっと柔軟になったほうがいい

色々な考え方を受け入れよう

剣道の稽古は決められた通りにする必要は無く、自分主体でいい先生を自分で見つけて交流して道場を移籍してみたり出稽古に行ったりして自由に稽古して鍛えられるようになった方がいいと思います。

稽古内容も厳しいという部分に拘らずに、他のスポーツや武術を剣道の稽古に取り入れてみたり、トレーニングや体操など幅広く受け入れて、色々なやり方が受け入れらるようになった方がいいと思います。

剣風も多彩なほうがいいと思うし、二刀専門の道場や大会などもあってもいいと思うし、剣道対柔剣道、なぎなたなどの異種競技の大会もあったほうがいいと思います。

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