鬼滅の刃 2

剣道漫画

ジャンル 少年漫画・ダーク・ファンタジー

作者 吾峠呼世晴

出版社 集英社

掲載誌 週刊少年ジャンプ

発表期間 2016年2月15日 – 2020年5月18日


主要登場人物 続き

半天狗(はんてんぐ)

上弦の肆。額に大きなコブと二本の角がある老人の姿をした鬼。見た目の年齢は87歳ほど。常に何かを怖れているような様子で、事あるごとに「ヒィィィィ」と悲鳴を上げる。無惨による半天狗の評価は普通だが、許容範囲内のウザさがある模様。

柱でも目視するまで確認できないほど気配の同化に優れ、身のこなしも軽い。自身が追い詰められると、その時の感情を具現化し、新たな分裂体を生み出す血鬼術を使用する。

半天狗

作中では頚を切られると、舌に「喜怒哀楽」のそれぞれ一字が刻印された4人の天狗の鬼に分裂をし、更に追い詰められるとパターンが増えた。戦闘面は分身に任せて「小さな本体」は身を隠す。

喜怒哀楽で能力が異なり、合体した憎珀天は全ての能力を強化して組み合わせて使用できる。ちなみに分裂してできた鬼達は若いころの半天狗の姿であるらしい。

自身を「善良で弱い被害者」、自身に向かってくる者を「弱者を虐める加害者」という二元論で常に見ようとする性格で、人間だったころから気弱で嘘つきかつ卑怯で自分の良い様に事実や解釈をねじ曲げ、盲目を偽り盗みを働いていた小悪党。

人間時代は虐められており、自分と分からない様に仕返しをしていた陰湿な部分があった他、半天狗自身が働いた悪事を責任転嫁して正当化せんとする卑劣漢だった。

それを盲人に咎められた末に殺害し、奉行所に連れ出され死罪を宣告されたが、無惨によって鬼化され、自身を罰した奉行を殺害するが、彼には「その命をもって罪を償う時が必ず来る」と吐き捨てられる。

人間時代は妻や子が居た時期が何度かあったが虚言癖や不誠実さなどを責められる度に妻子を殺していた。名前・年齢・生い立ちをその場その場で変えていた為、半天狗は自分の本来の名前・年齢・生い立ちが分からなくなっている。

無惨の命を受け、刀鍛冶の里に玉壺と共に出向き、剣士の始末を担当する。無一郎・炭治郎・禰󠄀豆子・玄弥と戦い、頚を斬られた事で「喜怒哀楽」の4人に分裂して戦う。本体はひたすら隠れていたが、能力の絡繰りに気付いた炭治郎達に追い詰められ、新たに憎珀天を生み出す。

新たに参戦した蜜璃が、憎珀天の攻撃を防いで時間を稼ぐ。残りのメンバーが本体を追い、最終的には前述の嘗て自分が殺した奉行の言葉通り、炭治郎に頚を斬られ、走馬灯を見ながら消滅した。

玉壺(ぎょっこ) / 益魚儀(まなぎ)

上弦の伍。壺と肉体が繋がった状態であり、十二鬼月で最も人外じみた姿をした異形の鬼 。両目部分に2つの口、額と口部分に両目がある。頭などからも小さな腕が複数生えている。

無惨は玉壺を割と気に入っており、玉壺の作る壺は綺麗で高く売れるとも評価している。特に子供の肉が好き。「至高の芸術家」を自称し、人間を見下す傲慢な性格。自己顕示欲も非常に強く、特に己が作品に対して捻じ曲がった執着心を持ち、他者にそれらを侮辱されると激怒する。

玉壺

その本質は作品を創り上げるために犠牲者の遺体をおぞましく変形させるなど、人命はおろか死者の尊厳すら踏み躙る、鬼の中でも際立った異常性の持ち主。反面、年若い無一郎を舐めてかかりとどめを刺さず、鋼鐵塚の集中を削ごうと夢中になるあまりに彼の反撃を許すなど、狭量さや詰めの甘さが見受けられる。

同僚である上弦相手でも不遜さは変わらず、自分よりも上位の猗窩座に慇懃無礼な態度をとっている。無惨への忠誠心は高いが、彼に首をもがれて恍惚とするなど、その思いはどこか歪んでいる。

語尾に「それもまた良し!」とつける癖がある。人間のころの名前は益魚儀(まなぎ)といい、漁村で生まれ育った。猟奇性は生来のものであったらしく、幼少期から動物の虐殺や違う種類の魚を繋ぎ合わせたり、壺の中に殺した動物達の遺骸や骨を詰め込んではそれを芸術と宣い、更に海の事故によって損傷の酷い状態となって帰ってきた両親の水死体を見て「美しい」と感動するなど異常な行動を数多く起こしていた。

周囲の人間からは忌み嫌われると同時に両親を亡くした事で気がふれてしまったのだろうと思われていた。しかし、自分をからかった子供を殺して壺に詰めていたことを知った子供の親に滅多刺しにされ、瀕死の状態で放置されていたところに通りかかった無惨によって鬼にされた。

戦闘では自身の掌から生み出した壺を使ったトリッキーな戦術を用いる。壺から壺への瞬間移動も可能で、移動の媒体となる壺も神出鬼没に出現するため、高い敏捷性があり回避に優れる。

脱皮する事で本人曰く「完全なる美しき姿」に変容でき、変身後は屈強な半魚人の様な上半身に蛇のような下半身を持つ。この形態では直接戦闘を行う様になり、鱗と肉体のバネにより俊敏な動きを可能とし、鱗は金剛石より硬いと豪語する。

刀鍛冶の里の居所を突き止め、無惨の命を受けて半天狗と共に強襲を仕掛ける。刀鍛冶達の殲滅を狙い、介入してきた無一郎を水獄鉢で捕え、止めを刺さずに溺死を目論む。そのまま鋼鐵塚がいる家屋に侵入するも刀を砥ぐのに極限まで集中していた彼の姿を見て、「芸術家として負けている、この男の集中を削ぎたい」と対抗意識を燃やし、すぐに殺さず痛めつける。

その内に小鉄に助けられ記憶を取り戻した無一郎と再戦、真の姿を解放する。痣の発現した無一郎に頸を斬られ、なお見苦しくわめきちらすも止めを刺されて崩れ去った。

妓夫太郎(ぎゅうたろう)・ 堕姫(だき)

上弦の陸。吉原を根城に暗躍する鬼の兄妹。殺した柱は妓夫太郎が15人、堕姫が7人。主に堕姫がメインで動き、戦闘時に妓夫太郎が現れる。二人で一人の鬼で、どちらかが生存していれば頚を斬られても消滅しない。

但し、兄妹には明確な実力差があり、堕姫は無惨から妓夫太郎の足手まといだと思われていた。無惨の評価は堕姫に対しては頭の悪い子供、妓夫太郎は貪欲な性格を高く評価しお気に入りにしている。

兄妹共に死にかけていたときに、童磨に助けられ鬼となった。音柱・宇随天元と炭治郎たちによって討伐され、113年ぶりの上弦の敗北者となる。

堕姫 / 梅(うめ)

堕姫

妖艶な美女の姿をした鬼で、普段は花魁に化けている。非常に性悪で傲慢な性格だが、兄の前では口調が幼くなり、泣き虫な素の性格が表れるほか、妓夫太郎によると素直で染まりやすいらしい。

花魁時は着物だが、鬼の姿ではランジェリー風の服装に三本歯下駄、身体に着物の帯を身に着けるという極めて露出度が高い服装をしている。気に食わないことがあると首を傾けて下から睨めつけてくる癖がある。あまり頭が良くないらしく、実兄の妓夫太郎からも度々「足りねえ頭で〜」と発言されている。

100年近く吉原に潜んで、時代に応じて様々な「姫」という名の付く花魁になりすましていた。現代での仮名は蕨姫花魁。不細工な人間を忌み嫌い、「(不細工は)生きてる価値がない」などの発言を繰り返す。鬼の中でも偏食で、見目麗しい女性を好んで喰らう。生前に生きたまま焼かれたために炎にトラウマがある。

血鬼術は「帯」を用いる。この帯は彼女が力を切り離した分身であり、帯を全て回収すると髪色が銀に変わり、更に強くなる。頸を帯状に軟体化させることで防御するため斬りづらく、例え斬首に成功しても妓夫太郎が生命を補っているために死なず再生する。

単体の実力は上弦の鬼としては力不足で、負けた際は無惨から「案の定、堕姫が足手まといだった」と言われている。当時の炭治郎のヒノカミ神楽での極限状態をも上回るが、柱の天元には「上弦じゃないだろう、弱すぎる」と酷評される。人間だったころの名前は「梅(うめ)」。

遊郭の最下層である羅生門河岸で生まれる。亡くなった母親の病名「梅毒」から名前をつけられたが、赤子時代に母親に髪や目の色を気味悪がられ、縊り殺されそうになったのを兄に救われている。とはいえ、幼い内から周りをたじろがせるほどの美少女だったため、髪色等から「白梅ちゃん」と呼ばれていた。

成長した梅は遊女となるが、妓夫太郎を侮辱した客の侍の目玉を簪(かんざし)で突いて失明させたことへの報復として生きたまま焼かれ、死に瀕していた所、童磨に血を与えられて兄と共に鬼となる。

無惨から禰󠄀豆子の殺害を依頼されていた。天元が遊郭に潜入させた嫁達を捕らえ、捜しにきた新入りの善子に扮した善逸も鬼狩りと見抜き捕らえた。吉原を離れる鯉夏花魁を喰らうためにときと屋に自ら出向き、炭治郎と遭遇・交戦する。

炭治郎を圧倒するも、禰󠄀豆子に苦戦し、柱の天元には頚を切られてしまう。妓夫太郎が出てきてからは、主に善逸・伊之助の2人と交戦。妓夫太郎の左目を額に移されパワーアップするも、連携の前に頚を斬られてしまう。

同時に頚を斬られた妓夫太郎との口喧嘩の末、先に消滅する。暗闇の中で人間の姿で妓夫太郎と再会し一人だけ地獄に行こうとする妓夫太郎に「ずっと一緒にいる」「何回生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と言って、仲直りして共に地獄の業火の中へ消えていった。

妓夫太郎

妓夫太郎

堕姫の兄の青年の鬼。先が緑の癖毛で、顔や体に斑模様が無数に浮かんでいる。また肋骨から下が異常に痩せているものの、腕や胸筋は人並み以上に発達している。

普段は堕姫の背中に融合し張り付いている。彼の方が真の「上弦の陸」であり、堕姫よりも桁違いに強い。自身の血肉で生成した鎌を利用した猛毒の血鬼術を使う。堕姫に左目を貸与することも可能で、彼女を遠隔操作しつつ、自分は右の視覚だけで戦ってなお鬼殺隊を圧倒するほどの実力がある。

喋り方に独特の癖があり、「〜なぁ」と語尾を伸ばす。見目麗しい宇髄天元に対して強い嫉妬心をあらわにし、死んで欲しいと繰り返す。堕姫には「お兄ちゃん」と呼ばれ、

堕姫の事を「可愛い妹」と呼ぶ。堕姫を甘やかしている。名前は人間時代からの物だが、この名はほぼ遊郭での役割名そのままであり、人間扱いされていなかったことを意味する。

容貌も人間時代と同じで、怖がられることを利点と思っているためそのままにしており、元を辿れば母子感染した先天梅毒の病状である。江戸時代に羅生門河岸で生まれる。

遊郭では子供は邪魔者扱いとされ、さらに羅生門河岸という貧困と不衛生な環境の中、生まれてきたこと自体を否定されつつ、容貌を嘲笑され忌み嫌われながら罵詈雑言を浴びて育つ。

やがて、妹・梅が生まれ、己の容姿と喧嘩の強さを活かして取り立て屋になる。梅を誇りに思っていたが、梅が13歳のとき生きたまま焼かれ、自分も侍に刺されるが持っていた鎌で侍と女将を殺害。死に瀕していた所を、通りすがりの童磨に勧誘され、妹と共に鬼となった。

堕姫が追い詰められて天元に頚を刎ねられたことで、眠りから目覚める。堕姫の首をくっつけたり火傷を治癒して以後は天元・炭治郎と交戦する。天元を毒に冒し腕を切断し、伊之助の心臓を貫くなど、上弦の力を見せつける。炭治郎のことは鬼になるようにと勧誘し心を折らせようとするも、それでも立ち向かう炭治郎によって頚を斬られる。

同時に斬られた堕姫と口論するも、堕姫が消滅した時に呼んだ名前によって人間だった頃の記憶を思い出す。梅を自分と同じようにしてしまった心残りを思い出した暗闇の中で、人間のころの姿に戻った梅と再会し、彼女だけ光がある方に向かわせるため一旦は突き放すものの梅に「ずっと一緒にいる」「何度生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と言われ、梅を背負いながら地獄の業火の中へと消えていった。

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