山本投手の都城高校

宮崎の高校野球名勝負名チームの記録

地元の球場に実際に山本投手の試合を見に行く

私は、以前の会社を退職して、しばらくは実家にいて、将来の計画を立てていました。私は、高校野球を見るのが好きで、県内の高校野球の動きなども良くチェックをしていました。

ネットの掲示板に、都城高校に常時140km台のスピードボールを投げる2年生投手がいるらしいという内容が書き込まれていたので、とても興味が湧いてきて、夏の県大会の前に行われる、県選手権大会の都城高校対鵬翔高校の試合が実家の近くの都城市営球場で行われるということだったので、私は山本投手が投げるのを生で見てみたいと思い、直接都城市営球場へ足を運びました。

県高校野球選手権大会   都城×鵬翔

私は都城市営球場の三塁側のスタンドの先のほうに、内部と外部を連絡している扉があり、その近くに球場の内部を無料で覗けるスポットがあったので、そこに陣取って、試合開始からずっと試合の様子を眺めていました。山本投手は既に県内の野球関係者から騒がれていたような存在だったので、自分以外にも同じようなことを考えている人が球場をのぞき見に来ていました。

その日の山本投手は投げる方では調子が悪くて、フォアボールが多くて、四死球でランナーをためた後にタイムリーを打たれて、失点を重ねました。打つほうでは、中盤にホームランを打って、巻き返しましたが、失点が響いて、試合は鵬翔高校が勝利しました。

私は山本投手の投げるボールをみて速いとは感じましたが、もともと生で高校野球を観戦することがあまりなくて、どういう風に速いのかはいまいちよく分かりませんでした。相手の投手も、山本投手ほどのスピードは感じませんでしたが、落ち着いていてまとまりがある印象を持ちました。

その大会から間もなくして、山本投手にとっての最後の夏の大会が始まりました。

夏の全国高校野球選手権大会の都城高校の成績

緒戦の延岡学園戦は、勢いのある延学のスーパー1年生にヒットを何本か許すことは有りましたが、全体的には球が走っていて、調子がよさそうで、順当に勝利して2回戦へコマを進めました。

宮崎商業高校戦は、相手の各打者がかなり山本投手のスピードボールへの対策を行ってきたような形跡がみられて、とらえられることも多く、味方打線の援護が無くて、終始押されるような試合展開で敗れてしまい、山本投手の夏はそこで幕を閉じました。宮崎商業高校はその後も打線が活発に働いて、決勝までコマを進めて、決勝の日南学園に敗れました。

山本由伸投手(都城)の投球動画

総括

山本投手は当時は宮崎では十分騒がれていましたが、雑誌でも九州四天王という扱いを受けていて、一つの雑誌には、表紙を飾っていましたが、全般的に、当時の高校BIG4、藤平、今井、高橋、寺島選手よりかは、扱いが小さい印象でした。

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