発売日
制作会社 エニックス
対応機種 ファミコン
ゲームの概要
私が初めてドラクエをプレーしたのが、このドラゴンクエスト3で、最初に音楽が小気味良くて、ずっと聞き続けたいような美しいメロディーで他のファミコンソフトとは全く違う本格的な感じがするゲームでした。
このゲームで初めてRPGという分野に触れたので、こんなに面白いジャンルがあったことに衝撃を受けました。アリアハンの城下町からでて、主人公がフィールドに移ってからの画面には、塔が傍にあって、あそこまでたどり着きたいと冒険心をくすぐりました。
普通の雑魚キャラとの戦闘も、油断していたら、攻撃を受けて味方が死んでしまうくらいの難易度で、相手もなかなか倒すことが難しく絶妙なゲームバランスをしていました。
アリアハンの大陸の中でも、奥のほうに進むと、敵キャラクターの強さが上がって、味方はレベル上げや武器や防具を買い替えなくてはいけなくなり、その行為も楽しいものでした
洞窟の先に進むために魔法の玉というアイテムを使わなくてはいけなくて、そのアイテムを使うと、扉が破壊されるアクションがあって、それに感動するとともに、新しい世界が広がることにもわくわくして感動させられました。
洞窟を奥まで探検して、旅の扉と呼ばれる水色の渦巻きを踏むと独特の音楽が流れて、遠く離れた地方にワープして、新たな冒険が始まるのも、とても楽しい設定でした。
アリアハンからロマリアに移動してマップが広大になって、敵キャラも目新しくなって簡単に勝てなくなってくるので、プレーヤーは一層攻略に工夫が必要になってくるし、冒険の流れからいって、北に進むのが自然な設定ではあるけど、東に進むことも選ぶことが可能になっていて、東のほうを選んでしまうと、いきなり強い敵に遭遇したり全滅しそうになるので、何か場違いなところに来たような感覚になり、そうゆう選択肢が多いのもドラクエの魅力だと思います。
街の住人のセリフもどこか可愛らしくて愛嬌がある内容になっていて、ゲームをプレーする側も、ほっこり和やかな気分にさせられます。町の住人に話し込んで、ヒントを集めれば、次の課題が何なのかが分かるようになっていて、プレーヤーは路頭に迷うことは無く、サクサク次の段階に進むことができました。
カンダタという中ボスの存在もゲームを面白くしていました。倒しても倒してもどこかに逃げられてアレフガルドでもカンダタに会えるようになっていて、ストーリーが細かくて面白いと感じました。
ドラゴンクエスト3の世界は実在している地球の地図と酷似していて、日本に相当する町とかも見られて、その街並みと現実との比較も楽しい要素でした。世界各地をあちこち巡って、プレーヤーの父が冒険を進めていたり、途中でガイアの剣を拾って、その剣を火山の火口に投げ捨てると、地形が変わるアクションがあって、先に進めるようになりました。
大きい山の洞窟にたどり着き、その洞窟を1階から登っていくと、出口からは、ボスが住んでいるお城が見えて、今まで入手してきたオーブを、ある祠で全部集めて置いてみると、ラーミアという名前の鳥が生まれてそのお城に乗って行けるようになって、その音楽もノスタルジックで聞き飽きない感じの音楽です。
ボスキャラは手ごわくて、何とか撃破すると、下の世界に通じる穴が現れてそこを落ちると新しい闇の世界に繋がるのも、面白い設定でした。
闇の世界もイベントがたくさんあって、勇者の盾や、王者の剣、光の鎧を自分達で発見したり、鍛冶屋さんに作ってもらうような設定になっていました。
ラスボスがいる島には虹のしずくを使って、橋を架けなくては行けなかったり、大魔王の城の中は、先に進めない場所があって、王座の後ろにある、隠し階段を、自分で発見しないといけなくなっていました。
城を先に進めていくと、オルテガが一人でキングヒドラと闘っていて、勇者の目の前で力尽きたり、大魔王の前に3匹の中ボスが待ち受けたりして、大魔王も、光の玉をかざさないと倒すことが困難な、とてつもなく強い設定になっていたり、闘う時の音楽もとてもカッコいいもので、聞き飽きないものでした。
大魔王を倒すと、アレフガルドに光が宿って、勇者はロトの称号が与えられて、ドラゴンクエスト1の世界に続いていくような設定になっていました。
ドラゴンクエスト3は4人パーティーになっていて、ダーマの神殿にいくと、転職することが可能になっていました。遊び人が賢者に転職できるようになっていたり、意外性も多く見られました。
パーティを組みかえることでゲームに難易度が変わって、1回クリアをしても、より難しいパーティーに挑戦することで、新しい冒険を楽しむことが可能でした。
魔法使いが覚えられる呪文も前作品よりも大幅に増えて、ルーラで町を自由に移動できるようになっていたり、パルプンテは謎が多くて使ってからではないと何が起きるのかが分からなかったり、他にも楽しめる要素がたくさんありました。
コメント