最後の県大会

剣道の思い出

ライバルのような存在だった高岡中学校

市の中体連で優勝を果たしてから、今度は夏の県大会に向けての練習が始まりました。私たちは学校ではしっかりと練習をこなし、休日には、本中学校の体育館や鹿児島へ練習試合しにいったりして県大会に備えました。

私たちが遠征先や大会などでよく試合することになる縁があるのが、高岡町にある高岡中学校です。高岡中学校は今は最年少での全日本剣道選手権大会の優勝者としてすっかり有名になった竹ノ内佑也選手の出身校です。私と同世代の高岡中学校は、スピードがあって強い大将がいて、その大将に前衛の4人が繋いで大将で勝負を決めるというスタイルのチームです。

それに対し私たちのチームは、突き抜けた選手がいなくて5人とも沢山基本練習を積み重ねてしっかりしたオーソドックスな剣道で相手と勝負し、5人で協力して相手を倒すというスタイルです。

私たちのチームと高岡中学校は、色々な大会や高岡の練習試合や鹿児島の練習試合などで頻繁に試合をする機会があり、対戦成績は勝ったり負けたりで力関係は似たり寄ったりの、私たちから見ればライバルのような間柄です。

県大会が始まり、初日は個人戦が有り、私は緒戦で緊張して動きが硬くなってしまい、そこまで強いとは言えない選手に負けて姿を消しました。女子の個人戦が済んでから、団体戦が始まりました。

私たちはリーグ戦で高岡中学校と同じ組に入り対戦しました。先鋒の私は引き分けて後ろの4人は劣勢に立たされて大将までに勝負を決められて負けてしまいました。他の中学校には勝ってリーグで2位の成績でリーグを突破して決勝トーナメントの準々決勝で大宮中学校と対戦しました。

私の対戦相手は本大会の個人戦で準優勝を果たしている強豪でしたが、動きが早くて相手に対して強いという印象を持ちましたが引き面を2本決めて2本勝ちして後ろにつなぎました。さすがに対戦相手が強くて後ろの4人は終始押されて負けてしまい、私たちはベスト8の成績で最後の大会の幕を閉じました。

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