立禅について

気功

立禅コツ

立禅

立禅は太気拳の中でも最重要な稽古法で、体の気を養うためには欠かせない動作です。

膝を軽く曲げて、肩幅分の足幅を空けて、手は両腕を前方に出して、大木を抱えるのように輪っかを作って、両手の先端の指から気が出ていることをイメージして、先端部分を向い合せます。

手のひらから、丹田に気が集まっていくのをイメージします。太ももを少しだけ内側に閉じます。足の裏はしっかり地面を噛んででいる状態にします。かかとを少しだけ上げます。安定感を保ったまま、口でカウントしながら静止した状態をしばらく続けます。

立禅を行うと、太ももにしっかり筋肉が付き、神経が発達して、姿勢のバランス感覚も良くなるので、歩いたり走ったりが楽にスムーズにできるようになります。

足腰が鍛えられて、長時間快適に動作ができるようになります。気が充実してくるので、声が良く通るようになり、脳のA-10神経を鍛える効果があるので判断力が上がり、頭が良くなります。

普段体を動かす習慣がない人にとっては、きつく感じることが予想されます。最初は15秒や30秒など、自分の脚力に合わせて負荷を調整します。

毎日コツコツ続けることで、少しずつ時間が持つようになり、足の感覚もきつさが無くなっていきます。足がだんだん出来上がってくるので、時間の記録を更新できるように、さらに頑張るようにします。

剣道家などのきつい動作に慣れているアスリートにとっては、そこまでできないようには感じないと思われます。最初から5分や10分に目標を設定して初めても問題はないと思います。

立禅は見た感じが筋トレとよく似ていますが趣旨は全く異なっています。筋トレは表層筋が主に鍛えられるのに対して、立禅は、より内部の深層筋や、インナーマッスルを刺激します。毎日継続していると、四股のまとまりがよくなり、体の中心が強くなる感覚があります。

重心が丹田に落ち着くようになり、武道で、相手の動きを捌くのが上手になります。膝を曲げた状態で静止するので、裏転子を強化する効果も期待できます。普段の活動するときの体の感覚が軽く感じられるようになります。立禅特有の効果が多いので、他のトレーニングと併用することをお勧めします。

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