ブログ飯

教養・その他の本

出版社 インプレスジャパン

著者 染谷昌利


本の概要 

ブログを始めて、ブログで収入を稼ぐために必要な知識や、考え方を身に付けるための方法を、ブログ作家の第一人者である著者が、自らの成功例に基づいて解説しています。

お薦めの対象者

ブログで収入を得たいと考えている人で、何から手を出したらよいのかが良く分からない人、ブログを書き始めたけれど、いまいち自信が持てなくて、このまま継続したらよいのか、他人からの後押しが必要な人。

本の内容

ブログで収入を稼げるようになる流れ

会社員としての生活から、ブログで生計を立てようと考え始めたきっかけ

・自分の好きな時に、好きな場所に行けるような生活スタイルにしたい。
・会社というものに、時間やお金を縛られたくない。
・前払い退職金1年分が保証される。
・会社都合による退職だから、すぐに失業手当てがもらえる。
・だめだと思ったら、また転職する。
・自由に時間が作れるようになれば、家事も子育ても、これまで以上に手伝える

退職をした後、職業安定所で失業手当の手続き、市役所で健康保険や年金の切り替え手続きを行った。

その後ブログのネタ探しのために家族旅行を計画して、コンパクトカメラに写真を収めて、気が付いたことはメモして保存した。

1か月ほど休息期間を取った後に、収益性を考えた新規のウェブサイトやブログの作成にとりかかった。

最初のテーマは、就職・転職関係のブログです。

独自ドメイン(URL)とレンタルサーバーを契約して、MovbleTypeというコンテンツ・マネジメント・システム(自分が利用しているサーバ―にブログサービスを導入できるシステム。)をインストールして記事をストックしていく、ウェブサイトのようなブログを開設した。

ブログの内容は、実際に自分が人事担当者として働いていたことを強調しつつ、魅力てきだった応募者の共通点、会社選びや面接のポイント、ちょっとした裏話、履歴書などのテンプレートなどを作成、就職活動している人達に活用してもらえるような内容を中心に、1ヶ月ほどで50記事ほどのブログを完成させました。

次に退職後に行ったハワイのパワースポットを巡った旅行記を同様に作成。このブログを作るためにパワースポットの勉強をしていたら、パワーストーンにも興味がでてきたので、石の種類や形状、色などによる効用や利用方法をまとめた、初心者向けのパワーストーン解説サイトを同時に立ち上げた。

記事を作成後、クリック保証型のアドセンスや、アフィリエイト広告を掲載し、収益化を図った。アドセンスは、使い方や広告の配置方法などをテスト&検証しながら勉強しました。インターネットでアドセンスの解説サイトを熟読したり、実践したりしました。

これらのブログは退職から1か月で完成させて、1日あたり平均500~1000PVを集めるようになっていました。しかし収益は1日数百円程度で、家計を養うにはかなり不足していました。その後もサイトを作成し続けて、報酬単価が高い商品や売りやすい商品を紹介するだけの、商品の特徴から利用者の感想、購入方法などを掲載した5~10記事程度のいわゆるアフィリエイトサイトを大量に作成した。

半年しても収益は月に5~10万円を推移していて、生活費を稼ぐには不足していて就職活動を考えたが、妻に反対されて、ブログ作成を再開させた。

1年くらいたった後に、無料ブログで「Xperia を買った男のドタバタ体験記」となずけたブログを開設て、Andoroidoスマートフォンとの悪戦苦闘記、試行錯誤や端末の使い方、アプリ紹介記事を、自分の備忘録を兼ねて書き始めたところ、直ぐに1日のPVが数千PVになった。

それからブログを独自ドメイン&レンタルサーバー、MovableTypeでの運用に変更して、ブログ名も変更した。3か月後に1日3万PVを超えるような人気サイトに育ち、生計を立てられるようになった。

世間のニーズが高そうな商品を先んじて探し出し、発売前からその商品を使いこなすための情報を充実させたサイトを作成、発売日当日に一気にアクセスを集めて、他のブログやSNSで紹介してもらうことで、安定したアクセスを維持する。

勉強会に参加して、広告の貼る位置やブログのレイアウトを変更した。DIFスタンダードという広告管理サービスについてもいちから勉強し始めた。自分でブログなどのウェブサイトを運営するだけでなく、ASP主催のイベントで講師の仕事をしたり、企業や個人事業主のコンサルティングなどの業務を行っています。他に本などの執筆活動にも従事して、自分の成功パターンをしっかり構築しています。

ブログは基本的には自分自身の知識や経験を活かして独自のことを行い、自分の場所を見つけ出せばいいことです。

ただのブログから収入を稼げるブログに変える方法

一番大事なことは、ブログを書くことが好きであること、楽しんで仕事をこなすことです。

ブログを書く動機がはっきりしていれば、気軽に始める方がよくて、アクセス数アップや収益の向上など、ブログの成長スピードは人それぞれですが、好きなことを続けていれば、必ずなにがしかの結果に結びついていけます。

  • 最低30記事は書けるようなテーマを見つける
  • 何のために書くのかの目的を決める
  • 誰に何をどうやって伝えるのかを決める

ブログを始める理由はあまり重要ではない。ブログを更新し続けていくと、次第にあなたの考え方やキャラクターが文章ににじみでていきます。それは自分の個性になります。まずは自分らしい文章を心がけるのが大事で次はターゲット設定をします。読みての立場を想像して相手に自分の言いたいことを伝えるにはどのやり方が最適かを考えるのが大事

ブログのコンセプトを決めて役に立ちそうな情報を書くことが大事です。自分がやってみて便利だったと、昨日読み終わった本の感想、ちょっとした豆知識など、自分にしか書けないような内容を記事にしていきましょう。

分かりやすい文章を書くためには

  • 家族や友人に説明するつもりで書く
  • 難しい言葉は、あらかじめ調べてやさしい言葉に置き換える
  • 小学校5~6年生の子供に読んでもらう
  • ブログを書き続けるには
  • 最初の1ヶ月はアクセス数を見ない
  • 3ヶ月が歯を食いしばってでも続ける
  • 自分の常識を疑う

継続して成果を残すブログにするために必要なこと

  • 他人とは違う自分の視点で書く
  • SEOはそこまで気にする必要は無い
    記事の本数や内容にこだわる
  • 面白さにはこだわらない、自分の好きなことに拘って書いていく。自分の感じたことを文末に書いていく
  • 文章がだめなら写真や動画もあり
  • 根っこを鍛えるには、とにかく体験すること。実感に裏付けされた文章には、体験した人間でしか書きえない臨場感があり、文章に説得力が増す。
  • 人気ブログを読み込む
  • 文章の最初と最後を結論で挟む
  • 外の世界に積極的に足を運ぶ

個人でお金を稼ぐということ

収益化するための3つの方法

時間を売って収益化する

アルバイトやパートなど、時給、日給で働くことで、自分の持ち時間を換金する方法。メリットは身一つでかせげること、デメリットは自分自身が動けなくなると同時に収益化が止まってしまいます。しかしすぐに現金化できる点は魅力的です。

資産を売って収益化する

ヤフオク!や質屋に自分の持ち物を売って収益化する

知識や経験を収益化する

なにか一つのジャンルで専門知識や成功事例をえることができたならその知識や経験を収入源にすることができます。知識や経験を収益化する最大の利点は、元手が掛からないことです。1つの分野を極めて発信し続ける必要が有ります。常日頃から、自分の専門分野、実績、キャラクタ―を分かりやすく公開して、「私はこれが得意」と言い続ける必要が有ります。

アフィリエイトでは実際に自分で使ってみて、心からお勧めできるような商品やサービスを取り上げましょう。その上で、素直に、良い点、足りない点、使用感や友人に薦めたいポイントをあなた独自の言葉で伝えることによって信頼性が増し、興味、関心に繋がります。

収益を左右する3つのリサーチ

  • 自分と自分の売りたい商品のリサーチ
  • マーケットのリサーチ
  • 売る想定の人物像のリサーチ

稼いだお金は全部自己投資に使う

収益は分散させていく

あなたが紹介している商品を取り扱っているネットショップの撤退や、商品自体の販売終了、利用している無料ブログサービスの規約変更でブログが運営できなくなるリスクがあります。複数の収入源を持つことで、そのようなリスクを回避できます。理想は一つの収益源は20%未満にとどめること。

コミュニティーに参加したり、勉強会に参加してみる。

SNSを上手く活用する方法

  • facebookは友達と交流するときに有効
  • twitterは、自分を多くの人に認知してもらいたいときに、面白いツイートをたくさんすることで
  • フォロワーを増やして、拡散することで周囲に気付いてもらいやすくなります。
  • はてなブックマークは、読み手にブックマークしてもらうことで、ある程度のブログの質を認めてもらうことになります。

トップのブロガーになるために必要なこと

  • 結果が出ないブログは思い切って捨てる
  • 失敗することから逃げない、どんどん新しいことに挑戦する
  • サーバーの転送量に注意する。メインのサーバーにかかる負荷を分散させる。
  • アクセス数よりも成約率を上げることに気を配る

総括

本書はブログをやってみようかなと考えている人に、実際にできるかもしれないと、背中を後押ししてくれるような内容が書かれています。実際に成功をした人が、自分の経験に基づいて、このようにしたら収入が稼げるようになりますと、客観的に書かれているので、挑戦する立場では、とても勇気づけられます。

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