出版社 SBクリエイティブ
著者 坂本伸二
本の概要
コンテンツを読みやすくて、魅力的な物にデザインする方法を解説しています
お薦めの対象者
サイトを、読みやすく、魅力的なデザインにしたい人
本の内容
レイアウトの基本ルール
- デザインにはルールが有ります。
- デザイン制作の流れを表している動作フローを作ることが大切です。
- 情報整理をしっかり行う。デザインを制作する目的を明確にしていきます。
- 版面・マージンをしっかり設計します。
- グリッドを活用して、それに沿って要素を配置していくと、整然とした紙面を作ることができます。
- 第三者に正確に伝わるデザインにするために、情報を整理したうえで、同一グループの情報を近づけてレイアウトします。
- 記事の幅などをしっかり揃えます。
- 紙面をわかりやすく、魅力的にしあげるために、コントラストを利用します。
- 統一感を演出するために、同じレベルのものが、複数存在するように仕上げていきます。
- 空間の広がりや、被写体の動きっを効果的に実現したいときに裁ち落とし配置を用います。
- さまざまな要素を紙面上にレイアウトする場合は、各要素の「重さ」を見定めて全体の重心を考慮する必要が有ります。
- レイアウトを考える際に、どこに余白を作るかという視点が大切です。
- シンメトリーは対称性のあるものを見る時に、人間は美しいと感じる性質があるので、シンプルでエレガントな雰囲気を表現するために有効です。
- 紙面上に同等の関連性を持つ要素が複数ある場合に、「比較」の技法を用いて、関連性を視覚的に強調することができます。
- 全人類が美しいと感じてしまう、究極の比率「黄金比」と「白銀比」が有ります。
- レイアウト技法のひとつに、論理的な法則を用いて紙面を分割して、美しく魅せる方法があります。
- 短期間に情報を届けるために、逆ピラミッドと呼ばれる、結論→特徴→詳細の順番で記述していく方法が有ります。
写真と画像
- 写真や画像は、紙面の印象を決定的に左右する要素の一つです。
- 紙面を魅力的に見せるために、写真を活用することがあります。そのためにはレイアウト方法と効果的な使い方を知る必要が有ります。
- 同じ写真でもトリミング(切り取り)を使うことで、紙面の印象や伝わる情報が変わります。
- 写真によってはトリミング次第で、未来を思わせたり、過去を思わせる写真にすることができます。
- 写真の構図を整えることで、写真の魅力を引き出します。
- 重要度が同じ写真を複数枚扱う場合は、内容に沿うように写真を配置します。
- 複数枚の写真をレイアウトする際は、制作物の用途や目的に応じて、写真に主(メイン)、従(サブ)などの役割を与えて、掲示する情報をコントロールする必要が有ります。
- 紙面のイメージを膨らませる方法の一つに、写真と文字を一体化させてレイアウトする方法が有ります。
- 紙面デザインのバリエーションは、写真を「角度」と「切り抜き版」のどちらの方法でレイアウトするかによって変わります。
配色の基本
- 私たちが見ることができるすべてのものには色が有ります。
- 同じ色相でも、色の印象はトーンによって変わります。
- 色には、イメージを膨らませたり、感覚をコントロールしたりする効果が有ります。
- 配色には、それぞれの色が持つイメージを引き出す力が有ります。
- 色には、読み手にさまざまな影響を与える力が有ります。
- 美しいと感じるデザインはトーンが揃っています。
- 写真の上に文字を乗せる際は、写真との関係を考えながらも文字色を選ぶ必要が有ります。
文字と書体
- 読み手が制作物や資料から受ける印象は、使用する書体で変わります。
- 和文の明朝体や、欧文のセリフ体の書体は「権威的」「歴史的」「品格」といった印象を読者に与えます。
- デザインの用途や目的に合わせて最適な書体を選択するためには、書体の個性を把握することが大切です。
- 1つの書面で使用する書体は厳選することで、紙面全体に統一感を与えます。
- 欧文を使用するためには、欧文書体を使用します。
- タイトルや見出しのような目立つ部分を制作する際は、字間(文字の間隔)を調整します。
- 制作物や資料内の重要な文字や正確に伝えたい情報、または文字の強弱をつけることが困難な場合は、アイコン化する方法が便利です。
- 文字は無理に加工しないようにします。
文字のデザイン
- 文章の読みやすさや読みにくさは、デザインの良しあしで大きく変わります。
- 文章の読みやすさは、書体の太さや種類だけでなく、文字の大きさによっても大きく変わります。
- 行送りと行長を適切に調整すると、文章は見違えるほど読みやすくなります。
- 見出しは、文字情報を適切に読みてⅱ伝えるうえでとても重要な役割を果たします。
- 日本語の文章の中に欧文(アルファベットや数字)が含まれる場合、和文書体に合う欧文書体を選ぶことが大切です。
- 欧文の文章には、日本語の文章には存在しないいくつかのルールが有ります。
- 日本語の文章をデザインする場合は、四角い箱型に見えるように左端を基準にそろえることが大切です。
インフォグラフィック
- デザインにおいて、情報を図式化することはとても有効です。
- 地図の分かりやすさはデザインに大きく左右されます。
- 文章にすると長くなる表現も、チャートを上手に利用するとシンプルにまとめることができます。
- 「チャート」という言葉には俯瞰してみるといくつかの基本パターンが存在します。
- 情報が伝わりやすくするために、さまざまなチャートデザインがあります。
- 表は、チャートと並ぶ、インフォグラフィックの最も基本的な表現方法の一つです。
- 表デザインでさまざまな表現ができます。
- グラフは、数あるインフォグラフィックの中で最も訴求力が高い図版の一つです。
実践演習
- すっきりと読みやすいデザインに仕上げる。
- 誠実で信頼があるデザインが求められる場合がある。
- エレガントな印象になるか、チープな印象になるかは、装飾の使い方や、書体選び、余白の使い方で決まります。
- 元気でポップな印象の紙面をデザインするポイントは、使用する色数と配色と、書体選びです。
- 大人の女性をターゲットにしたデザインを制作する際は、書体選びと、余白の使い方、および配色が重要になります。
- デザインでシックな印象を与えるためには、できるだけシンプルな構成にして、少ない色数で仕上げることがポイントになります。
- 草木や大地といった、自然界を連想させる図形や色を使用すると、エコでナチュラルな自然を感じるデザインを制作できます。
- 高級感のあるデザインを制作する際は、全体的にゆったりとした印象になるように仕上げます。
- 男性的で力強さを演出したい場合は、色数を抑えてコントラストの高い紙面を作ることで、力強さを表現することがポイントになります。
- 躍動感を演出するには、配置する要素に動きを付けることが必要です。
- カジュアル感の演出には、人の手の温もりが感じられる素材が必要です。
総括
本書を読むことで、WEBデザインの基本が身に付きます。構成やレイアウトを美しく、スッキリと読みやすくすることができるようになります。
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