出版社 日本実業出版社
著者 和田亜希子
本の概要
ミニサイトを作って儲ける方法について、テーマの探し方、コンテンツのまとめ方、収益化の方法を分かりやすく解説しています
お薦めの対象者
自分が蓄えている誰かのためにちょっと役に立つ、参考にしてもらえる情報を上手く活用してサイトを作って発信して、収益を得たい人
本の内容
ミニサイトの世界へようこそ
ミニサイトの特徴は、3つのキーワードでニッチ、コンパクト、全体設計というのが挙げられます。
ニッチなテーマ
テーマを絞ることで、そのテーマに関するコンテンツの網羅性を高め、サイトとしてのクオリティーを高める。情報収集力に乏しい個人でも高い評価を得られるサイトを目指す
コンパクトサイズ
少ないものは5記事程度、多くても数十記事。数日で制作を完了するものも。訪問者が必要とする情報を短時間でサクッと読め、理解&満足できるコンパクトサイズ
全体設計がっちり
想定訪問者のニーズを前提に、全体構成(コンテンツ内容やトップページレイアウト、導線など)をがっちり設計し、つくりこむ。訪問者がパッと見て全体を把握できるのが理想。
なぜミニサイトなのか?
訪問者のメリット
時間の節約
必要情報が整理されており、探し回らずに済む
ピンポイント
必要なエリア・レベルの情報だけに絞られる
読みやすさ
コンパクトサイズで迷わずに情報収集できる
運営者のメリット
集客できる
他に良質サイトがないニッチ分野を狙いオンリーワンになる
短時間で制作
限られた時間でも完成させることができる
その道のプチ達人になる
体系立った知識を習得できる
- 知りたい情報が揃ったサイトがないなら自分でつくってみる
- ズブの素人だからこそニーズを踏まえたサイトづくりができる
- 今まさに自分のニーズに基づいて情報収集をし、現在進行形で検討作業を進めている人だからこそ可能な情報発信が有ります。
ミニサイトを作ってみる
ブログコンテンツを再利用して、特定のテーマからお勧めの記事だけ取り出して、あるテーマの基本から学べるミニサイトを作ってみる。
ネタはいたるところに落ちている
代わり映えのしない日々の生活でも、実は新しい発見や疑問、興味をそそられること、思わずびっくりしたことなど、感情が一瞬動かされるもの・ことに出会う機会はいくらでもあります。ちょっとしたことがむしろミニサイトのネタとしては面白い可能性が有ります。
誰かに教えたいと思ったことはネタになる
最初は受動的な情報でも、そこから派生させて思考を巡らせた先に、きらりと光るに何かが有ります。
何かに新たに挑戦することはネタになる
- 何か新しいテーマに挑戦するときは、少し全体が見えてきた段階でミニサイトを作ってみる
- 見慣れてないものが沢山ある場所にはネタがあります。
- ほどよい絞り込みが大事
オンリーワンになれるテーマを探す
- 初期段階で、勝てるテーマに重点を置くことで、キーワードで検索される順位を競わなくてもいいようにすることが大切です
- 絞り込んで他に良質なサイトがない未開の地を目指す。キーワード・キーフレーズを検索エンジンに打ち込んで、この切り口ならライバル不在がという穴場を探してみる。
掛け算でテーマの絞り込み
- 要素を掛け合わせてテーマを絞り込んでみる
- 最初に思いついたテーマを中心に他の可能性を探っていくことで、新たな発見や、気付いていなかったもともとのテーマの魅力・価値を知ることができます。
シチュエーション&目的を掛け合わせる
ペルソナの設定をする。
そもそものそのターゲットとなるユーザーはどういう人なのか、抱えているニーズや悩みは何なのか?などをより理解します。
時期・時間・期間を掛け合わせる
金額を掛け合わせる
テーマが決まったら企画書をつくろう
企画にあたって意識したいポイント3つ
- ミニサイトの全体像を明確にする
- どのブログシステムを利用するかを検討し、ログインして初期設定画面を開きながら、ブログ名を考え、まずは自己紹介やブログ説明の記事を書きます。
- 最初にサイト構成やデザイン、作成するコンテンツの一覧や、できればスケジュールまで含むミニサイト企画書を作る
テーマの先にいる想定ユーザーを意識
最初にきちんとどんなニーズを抱えたどういう人を対象に、どんな情報を発信していくのか、自分なりに考え、仮設を立ててつくりこみをして言ったサイトは、地味であってもじわじわアクセスが伸びます。
最後まで作り切るためのタスク管理
記事一覧を始めに作って、この一覧を元に、どこまで作成し、あとどのくらい未完成の記事が残っているのかも管理します。作業時間を見積もるためにも、タスク管理が重要です。
サイト名はシンプルで分かりやすくする
- ストレートなサイト名 サイト名だけ見れば初訪問者でもどんな内容のサイトかを容易
に想像できる - 長くしすぎない 長くなりそうな場合は「ショルダーコピー+サイト名」的な構成にし、後半だけでも成り立つようにする
- ひねりすぎない ブログと違ってリピーターを前提にしていないので、それほど個性的・エッジが立ったものにする必要が無く、むしろ無難すぎる名前で安心・信頼してもらうほうがいい
サイトの形式・概要・コンテンツ構成を考えていきます
- 企画書作成が終わって、カテゴリについては再度練り直し、その後それぞれのカテゴリにどんな記事を作成するか、見出しを書き並べていきます。
- 初心者は初心者ならではの新鮮な目線や取り組み姿勢、疑問、苦戦体験があり、その人ならではのライブ感ある体験があります。
- タスク・課題はほどよい達成感を感じられるものにする
メモやサイト制作用のアプリに書き込んでいきます。
- サイト作りの時間管理をするスケジュール
- ミニサイト作りの時間を考える
- 季節やイベントを意識した集客プラン
- 収益化の可能性をイメージするマネタイズプラン
- 「その他」には思いつくことを書き出してみる
- 作成する記事のタイトル一覧を書き出す
記事をリストアップする方法は2種類あり
- 一つ目はカテゴリを決めてから、それに必要な記事を書き出していくブレイクダウンの方法
- もう一つは、テーマから想起される記事タイトル案をとにかく書き出し、そこから仕分け・整理をしてカテゴリにまとめる方法です。
カテゴリを決定する
- 数を増やしすぎない
- 分かりやすいカテゴリ名にする
- 優先順位をつける
トップページの構成・配置を考える
トップページはどんなサイトなのかを短期間で理解してもらい、かつその人が最も必要としているコンテンツにスムーズに誘導する役割を担っている
作成予定の記事をリストアップする
- 記事は何本くらいが適当か?
- 個人的には現在の12本前後が、サイトを訪れた比較的多くの人に満足してもらえる適度な記事本数かと考えられます。
自分とは違う視点もどんどん拾い集めてみる
- 記事のバリエーションを増やしてみる
- カテゴリ・記事一覧ができたら再度企画書を見直す
短期間で効率よくつくるには
- 無料ブログサービスを利用する
- ブログの初期設定をする
- 目次用の記事を最上位に固定する
- 無料ブログサービスを利用する テンプレートをカスタマイズする
最低限必要なHTMLを覚える
- ハイパーリンク
- 箇条書き
- 改行
ブログ構築ツール WordPressを利用する
- ミニサイト作りに適している
- レンタルサーバーの月額料金を確認する
- 独自ドメインの取得&更新費用の確認
- WordPressのインストール&初期設定
- その他のサイト構築ツールを利用する
副収入をえよう
ミニサイトでできるマネタイズ手法
アフィリエイトで関連商品やサービスを紹介して報酬GETする
インターネット広告を使う
成果報酬型広告
- 売上や新規顧客獲得など一定の成果に応じて報酬を支払う形態ならリスクは在りません。
- リンク先URLに埋め込まれたIDでどのサイト経由かがわかる
- 報酬条件はいろいろある
- 記事内での商品・サービス紹介で成果につなげる
手間いらずでミニサイト向き
Google Adsense
- 個人でも活用できる世界最大規模の広告ネットワーク
- 最適な場所に最適な広告が配信される
- 登録申請を行い、専用の管理画面でサイズや配色を設定して広告用のタグを取得したら、それを張り付けるだけのシンプルなシステムである。
- アクセス数が増え検索上位になったら純広告にも挑戦する
- 新しい挑戦として広告販売にも取り組んでみる
ミニサイトと電子書籍の相性は抜群
ミニサイトで初級編を作り、応用編を電子書籍にする方法があります。
サイト制作に役に立つnote
文章や画像、動画などを掲載でき、他の利用者と交流することができます。非常にシンプルなフォーマットです。
サイトを立ち上げてからの対応
- アクセス数が少ないうちは、マネタイズに注力しても大した収入にはならない
- わずか月数百円の収入のために広告だらけにするより、アクセス数が伸びるまで待つ
- クリック率・コンバージョン率などの計数をしっかり認識する
複数のミニサイトを保有するメリット
- 一度完成させれば、その後の定期的な更新は基本的に必要が無いので、一つ完成したら次のミニサイト企画に着手し、短期決戦で完成させる
- つくるほどスピードアップする
- つくればつくるほど悩む部分、つまずく部分が少なく、より短期間で効率的に作り上げることができます。
- 成功法則を転用・応用できます
- 2つ3つとあれば、その経験値は増えますし、違った領域ならではの多角的な知識と経験が得られます。
- ポートフォリオ化してリスク管理する
- 複数のミニサイトを同時に展開していれば、たとえどれかがダメになっても残りが支えてくれます
Googleaアナリティクス
目には見えない訪問者の動きやニーズを探り、サイト運営の次の一手を探るための戦略ツールです
検索キーワード
自分のサイトが上位に現れている物が中心
ランディングページ
- 他のページに着地する数のほうが多い
- 曜日や時間帯でのピーク、年間アクセス推移のトレンドの確認
- パソコンで作ったものをスマホで確認してみる
総括
本書はミニサイトとはどのようなサイトのことを言うのかと、ミニサイトを有効利用して収入を稼ぐ方法について解説しています。
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