ドラゴンボール(3)

バトル漫画

発表期間: 1984年11月20日 – 1995年6月5日

原作: 鳥山 明

掲載誌: 週刊少年ジャンプ


あらすじ

人造人間編

ベジータの息子のトランクスの登場

フリーザに殺されたベジータは、ドラゴンボールで、他の殺された人達と一緒に生き返ることになり、ブルマに一緒に住むことを誘われて、ブルマの家に住み込むことになりました。ベジータはその後ブルマと結婚して一人の男の子を出産しました。男の子はサイヤ人の血を受け継いでいて地球人との混血なので、能力が高くて早いうちにスーパーサイヤ人になれるようになりました。

フリーザの復讐

ナメック星で悟空に殺されたとみられていたフリーザは実はまだ生きていて、サイボーグ化して父親のコルド大王と共に地球に向かい地球人を皆殺しにして、悟空を悔しがらせようと計画を立てていました。地球に到着したフリーザは、地球の戦士達にすぐに気付かれて、みんなが待ち構えているときに、突如身元が不明な少年のような戦士が現れてスーパーサイヤ人に変化してフリーザとコルド大王をあっという間に始末してしまいました。少年は悟空だけには素性を明かして、未来に人造人間が現れる事を伝えて、悟空が未来で罹病すると予想されている心臓病の特効薬を渡して、タイムマシンに乗って未来に戻りました。

人造人間が現れる

数年後に少年の予告通りに人造人間が現れて、街の人が殺される事件が発生してヤムチャなどの戦士達は救済に駆け付けました。ヤムチャは人造人間に立ち向かいましたが、人造人間の手に取り付けてあるエネルギー吸収装置で、首を抑えつけられて、力を抜かれて手刀で胸を貫通されて瀕死の状態に追い込まれました。

悟空が人造人間19号と20号と闘いましたが、戦闘中に、予言されていた心臓病が発症して、状態が悪いまま相手に対抗しましたが段々劣勢になってきて、苦し紛れにはなったかめはめ波を相手の手によって吸収されてその後相手が俄然有利な状態になって、戦線を離脱することになりました。

その後ベジータが19号に立ち向かって、19号は始めは強気でしたが、スーパーサイヤ人になることができるようになったベジータは予想以上に強くて、19号は自分が破壊される恐怖を感じて逃げようとしましたがベジータが隙を逃さずに攻撃して19号を倒しました。それを見ていた20号は戦況が不利と判断してこっそり基地に戻る計画を立てました。

17号と18号の登場

android 18

20号は昔レッドリボン軍に雇われていた人造人間を開発している研究者のドクターゲロが自分自身を改造して人造人間になった状態のもので、基地に逃げ帰った後に、基地に大きなカプセルに保存していた人造人間17号と18号を呼び覚まそうとしました。人造人間17号は長髪で顔や体が整った青年のような風貌をしていました。人造人間18号は、金髪のロングヘアで顔や体が整っていて17号と兄弟の関係で女の子のような風貌をしていました。人造人間を呼び覚ますことに成功して、ドクターゲロは自分の命令に17号と18号を従わせようとしましたが、2人に反発されてドクターゲロは壊されて殺されました。

2人の人造人間は別の場所のカプセルに保管されていた16号を呼び覚まして、仲間に加えて車を運転して悟空を探し出す旅に出かけました。19号を撃破して調子づいたベジータは、残りの人造人間にも勝負を挑んでいきました。ピッコロなども戦いに加わって人造人間に立ち向かいましたが17号と18号には劣勢に立たされて、戦況がはっきりしてきたので人造人間はそのまま立ち去ってしまいました。

セルの登場

そのころに、街では住人の体が消え去って服と靴だけが残されているという事件が発生して、どんどん人が消えていく怪奇現象に住民は震え上がりました。神殿で様子をみていたピッコロが事件現場に向かい、謎を解こうとしていた時に、そこには緑色の昆虫のような風貌をした生物がいて、人を刺すことができる針を背中に持っていて、針で人間の体を突き刺して養分を吸収して自分のエネルギーに変えて蓄えるということを頻繁に繰り返していました。

ピッコロはその生物に戦いを挑みましたが、最初は生物もピッコロの実力を侮って対抗しましたが、思った以上に強くて太陽拳を使って逃走を図りました。生物はセルと呼ばれました。セルは逃走に成功して、その後も人間を襲って、エネルギーを吸収するということを繰り返してパワーアップし、さらなるパワーアップを目指して、人造人間17号と18号の吸収を試みました。セルは17号の吸収に成功して、風貌が変ってパワーアップして、それに修業を積んでレベルアップしたベジータが勝負を挑みました。

ベジータは敵を圧倒して優位に立ちましたが、セルが18号を吸収することでさらに強くなれることを知って、完全体と闘いたいと願って18号の吸収に加担しました。クリリンは18号の吸収に抵抗しましたが、爆弾装置で人造人間を破壊することをためらってとうとう吸収を許してしまいました。

セルが完全体になる

完全体のセル

完全体になった生物のセルは、クリリンを一撃で吹き飛ばして、大けがを負わせて、誰もセルに歯が立たずにいて、その時にセルは天下一武道会のような大会を開くことを宣言してその場を去りました。セルは、テレビの前に現れて、武術大会を開く事を宣言してその時に参加者全員が負けたら地球を滅ぼすと主張しました。大会前に一定期間を設けて、セルとの闘いを志願するメンバーは、神殿の奥に入口がある精神と時の部屋を利用したりして短期間でのパワーアップを目指しました。地球人の間で人気がある格闘家のミスターサタンもセルゲームに参加することになりました。

セルゲーム

セルが企画したセルゲームは、テレビでも放映されることになり、最初に登場したミスターサタンは派手なパフォーマンスをしてセルに勝負を挑みましたが、一瞬で吹き飛ばされてしまいました。その後悟空が登場してセルとは互角のような勝負になりましたが、悟空は早々降参して後続にバトンタッチをしました。セルは他の戦士達が悟空よりも劣ると感じてセルジュニアを生み出して一気に全員にダメージを与えようと試みました。

戦士達がだんだん追い込まれていく惨状を見て、悟飯は自分が対抗するしかないという気持ちになって力を覚醒させてセルに勝負を挑みました。セルは悟飯に押されて、かなわなくなって最後にイチかバチかの自爆を試みて全員に大ダメージを与えようとしましたが、悟空が瞬間移動で界王様の住んでいる星に移動して一緒に自爆して解決しようとしました。

悟空はこの時に死んでしまいセルも倒されたかに見えましたが、核がまだ残っていて、ピッコロの自己修復の能力を使って元の姿に戻ってしまいました。最後は悟飯の渾身のかめはめ波で、セルを消滅させて撃破しました。

魔人ブウ編

セルゲームが終わってから

孫悟飯がセルを倒した後、しばらくは地球には平和がもたらされました。孫悟飯は、将来の夢である学者になるために住んでいるエリアから遠く離れた所にあるサタンシティの高校に通くことになりました。サタンシティはセルを倒して地球に平和をもたらしたと語り継がれているミスターサタンが住んでいる町です。かなり距離があるので普段は筋斗雲を使ったり、舞空術で高速で移動して通う必要が有ります。

孫悟飯はビーデルと仲良くなる

孫悟飯は入学してまもなく、ミスタ―サタンの娘であるビーデルと仲良くなりました。ビーデルはミスターサタンの影響を受けて正義感が強くて武道を身に付けて町中の事件の解決の手伝いをしていました。孫悟飯が学校の体育の授業で超人的な動きを連発するので、だんだんビーデルから正体を怪しまれるようになっていきました。最初の内は変装して正体を隠していたのですが、演技が下手でビーデルの巧みな誘導であっさり正体がばれてしまいました。

ビーデルは孫悟飯が舞空術で空を飛んでいるのに興味を持ち、自分も同じ能力を身に付けたいと考えて孫悟飯の家で気について教えてもらうように孫悟飯と約束を交わしました。ビーデルは元々武道を身に付けていて素地がしっかりしているので直ぐに空を飛ぶ能力を身に付ける事ができました。ビーデルと孫悟空のもう一人の息子の孫悟天と一緒に稽古をしているときに、天下一武道会に出場するという話の流れになり孫悟飯とビーデルと孫悟天と孫悟空が天下一武道会にエントリーすることになりました。

天下一武道会に出場する

天下一武道会には、他にピッコロや18号やクリリンやベジータやトランクスも出場することになりました。孫悟空はセルゲームの時にセルの自爆に巻き込まれて命を落として天界で暮らしていましたが、天下一武道会の時だけ、地上に降りて大会に参加することの許可が下りて、頭に輪っかを付けた状態で他の仲間と合流して天下一武道会に出場しました。

天下一武道会は、孫悟空の一派が出場しなくなってから、レベルの低下が進んで予選はパンチマシーンのスコアで本戦の出場者が決められるようになり孫悟空とその仲間達は、力を手加減して多少存在が周囲の人に怪しまれながらも高得点をたたき出して、予選を全員通過して本戦の出場権を得ました。

天下一武道会の審判は、孫悟空が初出場したときと同じ金髪でサングラスをかけた人が続けていて多少歳を重ねていて、お互いの再会を懐かしみました。今回の天下一武道会は大人の部と少年の部に分かれていて、少年の部には孫悟天とトランクスがエントリーして両者とも決勝まで勝ち進んで対戦して、トランクスが勝利して優勝を果たしました。ミスターサタンも大会の盛り上げ役として出場して、トランクスとのエクストラマッチを行って、パンチを受けて負傷してしまいました。

大人の部は、最近地球で不穏な空気があって様子を見に来ていた界王神が出場していて、ピッコロが存在に気付いて緒戦で対戦することになりましたが、ピッコロは棄権する選択をしました。ビーデルは様子がどこかおかしいスポポビッチ選手と対戦することになり、ビーデルが実力で上回って勝負がついた後も、しつこくビーデルを攻撃し続けて相手を負傷させて病院送りにしました。孫悟飯はビーデルの看病をした後に、スポポビッチに戦いを申し込んでスーパーサイヤ人に変わった所を狙われてスポポビッチの仲間のヤムーに怪しいビンで刺されてエネルギーを吸い取られました。スポポビッチとヤムーは目的を終えたので会場を去っていき、界王神と孫悟空の仲間達は2人の後を追跡しました。

魔人ブウが呼び覚まされる

孫悟空の仲間達は、界王神の説明で最近邪悪な魔術師ビビディの子のバビディが昔界王神が集まって封じ込めた魔人ブウを呼び覚まそうとしているということを知って、界王神の指示の通りに行動しました。ヤムーとスポポビッチは孫悟飯のエネルギーを吸い取った怪しいビンを使って、封じ込められた魔人ブウの入った殻にエネルギーを注ぎ込み、孫悟空の仲間達は魔術師バビディが召還したヤコンやプイプイなどの敵と戦わされることになりベジータは悟空を倒すために戦闘力を伸ばしたり冷徹な心を取り戻したくて、わざと魔術師バビディの技にかかりました。敵と戦った後、孫悟空とベジータの戦闘になりその場のエネルギーが魔人ブウの殻に送り込まれて、魔人ブウが覚醒することになりました。

魔人ブウはとてつもない戦闘力をもっていましたが、性格は無邪気な一面があり、最初は何となく魔術師バビディの指示に従っているだけでしたが、あっさり魔術師バビディの手下になっていた魔界の王のダーブラを倒して、その後は地球の各地で暴れまわっていて、ミスターサタンが魔人ブウを説得して行動をやめてもらうように頼み込んだことで、魔人ブウはミスターサタンの言う事を聞いてしばらくはおとなしくなりました。魔人ブウは命令していた魔術師バビディもうっとおしく感じるようになって、命令に従うふりをしながら殺すタイミングをうかがっていて、チャンスが来た時にバビディを攻撃して殺してしまいました。

ミスターサタンと魔人ブウは仲良くなって一緒に生活をして穏やかな状態が続きましたが、悪い人間が、ミスターサタンになついていたベエという名前の犬を殺した事件がきっかけで魔人ブウの様子が変わって横暴になって孫悟空の一派に襲い掛かってきました。

魔人ブウを倒すためにベジータが挑んで自分が自爆することで事件を解決しようとしましたが、魔人ブウは生き残りつづけベジータは死んでしまい、孫悟天とトランクスが体を合体させるフュージョンと呼ばれる技をピッコロの元で身に付けて合体してゴテンクスとして魔人ブウと闘いました。

孫悟飯は体をなまらせていたので、天界に連れていかれてそこで剣の修行を界王神と共に積みました。孫悟飯と孫悟空がポタラと呼ばれるイヤリングを身に付けて合体して魔人ブウとの闘いに挑んで、ダメージを与えて最後は元気玉を使って、ミスターサタンに協力してもらって、地球全体のエネルギーをかき集めて魔人ブウにぶつけてダメージを与えて撃破しました。地球は再び平和を取り戻してミスターサタンが事件の全部の問題を解決したということで丸く収まって、世界は平穏な毎日に戻りました。

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