すごいよマサルさん

ギャグ漫画

掲載期間 1995年52号 – 1997年40号

発行媒体 週刊少年ジャンプ

作者 うすた京介


本作品の特徴

すごいよマサルさんは、架空の格闘技セクシーコマンドー部の仲間達が中心で繰り広げられるギャグ漫画です。主人公の花中島マサルは、たまたま道端に落ちてあった、セクシーコマンド―の本を持ち帰って家で読んで、セクシーコマンドーをやる事を決意しました。セクシーコマンドーは日本の室町時代に発祥した武術で、独特のポーズを作って、相手を油断させて攻撃を仕掛けるという趣旨の競技です。

セクシーコマンドーの仲間達

藤山起目粒

藤山起目粒

マサルはセクシーコマンドー部に入部することにしました。その時にクラスメイトの藤山起目粒を入部に誘いました。藤山起目粒は一見普通の人物ですが、マサルから気に入れられていつも行動を共にしていたので、周囲からは変わり者に扱われるようになりました。他に近藤真茶彦と、磯辺強と、佐藤吾次郎、田中スーザンふ美子が入部してきました。その後に女の子の部員としてもえもえが入ってきました。

花中島マサル

花中島マサル

マサルは、いつも紳士服の上着の白シャツに、偶然拾った輪っかのようなアイテムを両腕にはめていました。ひげの愛好家で見るからに変わり者なので、いつも変態扱いをされていました。

近藤真茶彦

近藤真茶彦

近藤真茶彦は、空手部から転入した人で、他の空手部員をマサルが倒してしまったので、セクシーコマンドー部に入ることになりました。真茶彦は男らしさに強いこだわりがあり、いつも自分が男らしいかどうかを気にしていました。それ以外はセクシーコマンドー部の中ではまともに見える人です。

磯辺強

磯辺強

磯辺強は、華奢な体格で強い体に憧れている人ですが、ある日自分で調合した、「つよしスペシャル」と呼ばれる調合薬を飲んだ結果、元々普通の体だったのが、やせ細ってしまいました。運動神経がいい人で、中学校時代はエースピッチャーだったことがあり、セクシーコマンドー部のチームで野球部と試合をしたときも投手として活躍しました。ある時は、マッスル神が体に宿ったり、宇宙人に取りつかれたりしています。

佐藤吾次郎

佐藤吾次郎

佐藤吾次郎は、学校では優等生で、勉強ができる人ですが、女性に打ち出せる特徴に乏しくて、好きな女の子に告白しても相手にされませんでした。自分がもてないのは個性が無いからだと思い込んでマサルに相談したら、髪型を七・三分けからアフロに変えられました。アフロに変えたら自分に自信が持てるようになり、セクシーコマンドー部に入部することになりました。自分ではアフロを気に入っていましたが、セクシーコマンドーの全国大会の綾茂高校戦でアフロがちぎられてしまう事件が起きてしまいました。

田中スーザンふ美子

田中スーザンふ美子

田中スーザンふ美子は、いつもニットのマスクをかぶって正体を隠していました。その正体の中身はさかきばらのぶゆき校長で、学年をいつもごまかしていたりしていましたがマサル以外には正体はばれていました。さかきばらのぶゆきはセクシーコマンドーの名選手で、過去の大会で活躍していた人でした。学校では、わかめ、味噌、花かつおを校庭で育てていたりします。セクシーコマンドー部には部費の予算を多くしたり、部員の生徒を留年させて部に存続してもらったり便宜を図っています。

もえもえ

もえもえ

もえもえは、見た目や性格も普通の女の子で、部のアイドルのような存在の人です。ひげの愛好家で、おっちょこちょいなところがあり可愛げがあります。

トレパン

トレパン

セクシーコマンドー部の顧問は愛称トレパンで、いつもトレパンを着用しています。カッコいいジーパンを持っていて、カッコつけたがりますが、性格的に根性が無くてあきらめやすい人です。セクシーコマンド―の顧問も、自分がなりたくて、無理やりなったような人です。知識があるわけでもなく、近くにいて笛をふいていたりします。体を鍛えようと、ランニングを始めようとしますが、何百メートル走った後に、転んであきらめてしまいました。マリコ先生に好意を持っていますが、あまり相手にされていないところが有ります。アマチュア無線部の顧問をしていたことも有ります。

めそ

めそ

セクシーコマンドー部には、メソと呼ばれる、かわいいペットのような存在がいます。マサルが山に行ったときに、洞窟の中で見つけて見た目が可愛いかったので連れて帰るようにしました。メソは、チャックがついていて着ぐるみ状になっている生物です。舌が割れていたり、体が膨張したり、チャックを内側から締められたりします。

その他のイベント

セクシーコマンドー部は、普段の活動以外に、野球部と部費の争奪戦をしたり、全国大会に出場したりしています。

本作品の魅力と面白さ

すごいよマサルさんは、作者の独特のギャグセンスで、面白さに引き込まれていくような作品です。いつも読者の思ってもみないような展開になっていったりします。キャラクターもみんな味があり、笑える人達ばかりです。作者のマニアックな知識が作品に出る部分があり、たまについていけなくなることがありますが、多くの人にとって面白くて、楽しめるような漫画です。

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