今年のインターハイ剣道大会の女子の部は、傑出した強い高校が不在で、毎年存在感がある九州勢と、しっかりした稽古で身に付けた地力がある青森の東奥義塾高校が、優勝を狙える実力を兼ね備えています。
九州の各県の代表校、福岡県の中村学園女子高校、長崎県の島原高校、佐賀県の龍谷高校、大分県の明豊高校、熊本県の八代白百合高校、宮崎県の高千穂高校、鹿児島県の錦江湾高校、沖縄県の小禄高校と青森県の東奥義塾高校は、どの学校も練習量の豊富さを感じさせるチームで、剣道が洗練されていてお互いに力が拮抗しています。
それ以外の有力校は、栃木県の小山高校や京都の日吉ヶ丘高校があります。栃木県の小山高校は、体格が良い選手が多く、フィジカルを生かした攻撃的な剣道が持ち味のチームです。京都の日吉ヶ丘高校は派手さはあまりありませんが、相手との駆け引きが上手くて、勝負強いチームです。
徳島県の富岡東高校や香川県の琴平高校などの四国勢も安定した実力を誇ります。同じ四国勢の高知県の高知高校と愛媛県の帝京第五高校と東京都の淑徳巣鴨高校は、共に白い胴着と袴を着用しているチームで、3校とも基本に忠実で素直な正統派の剣風です。良く鍛え上げられて、地力がある選手が多くて、好チームです。
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