今年のインターハイ剣道大会途中経過の感想

剣道

8月9日から石川県でインターハイ剣道大会が行われ、男子個人戦と女子個人戦と女子団体戦が日程を終了して残りは男子団体の決勝トーナメントが残された状態になっています。

男子個人は日章学園の2年生の荒木選手が優勝を果たしました。日章学園は東京の高輪高校で全国大会での実績を積まれた名将の甲斐修二監督が率いるチームです。

甲斐先生が育てるチームは、基本に忠実で、先生が一人一人をしっかり鍛えこんでいる印象で、優勝した荒木選手は中学校時代から優れた実績を残した選手ですが、高校に入学してから厳しい稽古で

地力が底上げされて、今回一気に優勝にのし上がりました。今の2年生世代は、他校にも強い選手が多くて力がある代といわれています。

女子個人戦は、四日市工業の長谷川選手が優勝し、女子団体は中村学園女子高校が前評判の通りの実力を見せて優勝を果たしました。女子団体の3位に三重県の鈴鹿高校がランクインしてきて自分は意外に感じました。個人も団体も入賞を果たして最近三重県の剣道のレベルが上がってきているのだろうかと思います。

男子団体は私が一番期待をしていた千葉県の翔凛高校は長崎の長崎南山高校に敗れて予選リーグで姿を消しました。最近の長崎勢は島原高校の躍進が目立ちますが、私たちの世代の頃までは長崎の一位は長崎南山高校のイメージが有りました。

翔凛高校の剣道は、5人とも足さばきが洗練されていてフォームの完成度が高い剣道です。一方で長崎南山高校などの九州勢の剣道は荒々しくて、動きもみんな個性があったりします。見た目の美しさは翔凛高校のほうが有りますが、九州の高校の剣道は、毎日の厳しい稽古や試合の場数をたくさん踏んでいて、見た目に現れないところの実力が有ると思われます。

今回の結果は見た目には出ない部分が相手を上回ったのではと思われます。他の高千穂高校や明豊高校や九州学院高校や福岡第一も順当に勝っていて今年も九州勢が健在であるということを印象づけました。男子も三重県の三重高校が決勝トーナメントへ勝ち進んで同県は勢いを感じさせます。

0

コメント

タイトルとURLをコピーしました