剣道をやっていると、きついことを味わったり時には勝負に勝って達成感を味わったりいろいろ経験することになります。私は今まで剣道をやってきて良かったと思うし、剣道をしていなかったら今の自分にはなっていなかったと思います。
剣道をやってきたことで、自分よりも努力している人にたくさん出会うことができたし視点が違う考え方にたくさん触れることができました。勝負の奥深さも沢山味わうことができました。
剣道のセンスがすごくて、大会でも期待されていた人が、本番で波乱が起きて負けてしまったり、一方で稽古を休まずに続けていたら、自分も思わないような力を本番で発揮できて、期待以上の好成績を収めることもありました。
剣道は他のスポーツと違っている特徴が沢山あります。一番の特徴は剣道は一瞬で勝負が決まってしまい、誤魔化しが通用しにくい競技であることです。
剣道は他の競技と比較しても、自分の本来の実力がそのまま成績に反映されやすいところがあります。普段から稽古を一生けん命して実力を磨いた人は、大会でも好成績となって結果が表れてきます。
いつも相手と対面して稽古をしていると、相手の力量に敏感になってきます。相手の方が
強いとか、自分のほうが押されているという感覚がだんだん分かってきます。
試合では、相手と真っ向の勝負をして、時には勝利を収めることもあるし、健闘むなしく負けてしまうことがあります。勝利も沢山経験するし、剣道に携わっているとどんなに強い選手でも、負けを経験することになります。自分の苦手なタイプの選手というのも必ず存在します。
自分が努力して実力を身に付けて、相手に勝利すれば、確かな自信につながります。一方で試合で負けたら、相手の努力が勝っていたと思いしって、自分はもっと稽古を一生けん命頑張ろうという気持ちになります。
沢山勝負を経験することで、自分の実力が客観視できるようになりますし、どんな場面でも実力で勝負しようという考え方が身に付きます。
こういう習慣は普段の生活でも生かすことができます。自分が生活していくためには、どんな行動をとればいいのか、今の瞬間や時間を大事にするようになります。
いつも自分と向き合って、改善しようと頑張るので、大事な場面で実力をだせるようになります。剣道の試合で結果を出すためには、普段から心や体の準備をしたり、調整を行ったりします。
普段から、健康を管理したり、体の切れを維持したりする工夫をすることは日常生活でも体を大事にしようという気持ちにつながります。自分を普段から大事にする感覚を持てば、それは相手を大事にすることにもつながってきます。普段の人間関係や時間や人生を大事にしようとする感覚に結び付きます。
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