剣道は普段の稽古の取り組み以外でも、普段の生活習慣がパフォーマンスに影響を与えやすい競技です。普段の生活態度が丁寧な人は、剣道の稽古もよく気を配って稽古をするので、剣道では、こういう繊細な感覚が上手さとなって現れてきます。
剣道は普段の姿勢もパフォーマンスに影響を与えます。普段から姿勢がまっすぐきちんとしている人は、剣道でも、安定感があり、刃筋も綺麗に打つことができます。一方で姿勢が偏っていたりすると、剣道でも癖が表れてきます。重心を保ちながら捌くことが難しくなります。
剣道が上手な人は、正座をしても足がしびれることが少なくて長時間維持することができます。そういう人は剣道でも、足さばきが安定感があって上手です。
剣道の道具を大切に扱うこともパフォーマンスに良い影響を与えます。普段から竹刀を刀だと思って大事に扱ったり、所作を丁寧に行うことを心がけていると剣道の稽古も一本一本を大事にしようと考えるので上達にも良い影響を与えます。
剣道が上手な人は着装も、胴着や袴や剣道具をきちんと綺麗に着こなすことができて、竹刀や防具の手入れもこまめにしています。胴着も洗濯して、清潔な状態を保っているし、袴も、ひだのラインを綺麗にそろえて、正確に折りたたんで保管しています。面や小手の内部などの人から見えない部分もきちんと手入れをしています。
歩きかたも、剣道に影響すると考えられます。剣道が上手くなるためには普段から安定感がある歩き方を心がけることが大事です。筋力に頼らずに、自分の体の重さを上手く活用してテンポよくスムーズに歩くようにすれば、あまり疲れないし、剣道でもセンスの良さになって現れてきます。しっかり前を向いて元気がある歩き方をするように心がけます。
剣道では繊細な感覚を持っているということが、上達するためには大事であると考えられます、繊細な感覚を持っている人は、技を打つときも、刃筋をしっかりして打てるし、しなやかにスパっときめることができます。打突の音もガツンと鳴らずに「パン」とすっきりきめられます。
普段の生活が静かな生活をしている人はドタバタしている人に比べて剣道にも違いが表れてきます。普段の動作が静かな人は、剣道でも冷静で、相手からも気配を読まれにくくなると考えられます。普段から生活態度が丁寧で几帳面であることが、剣道が上手くなるためには大事です。
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