剣道を無理なく継続させるためには、指導者や親の適切なサポートが欠かせません。指導者や親が子供の気持ちや個性を尊重してその子に見合ったペースで順調に上達していくように見守る必要があります。
剣道の環境が子供にとって無理な部分が多い場合は、子供が自分自身で剣道を辞めたいと意志を示すことになります。
剣道を辞めたくなる原因はいろいろありますがその主な原因の一つとしては、自分が一生けん命稽古をしているのに、なかなか試合に勝てないことがあります。
剣道をしている子供の中には、センスに恵まれて、早くから頭角を現して大会で活躍する人がいます。そういう人は剣道が楽しいと感じることが多くて剣道を継続することが多いです。
しかし始めたときは、なかなか芽が出ない人もたくさんいます。しかし稽古を継続させることで、少しずつ上達していくことがほとんどなので、指導者は保護者は、気長に見守ることが大事です。
少年剣道の場合は試合に勝つためには足が軽快に動かせることが大切だと思います。そのためには股関節を柔らかくしたり、梯子を利用したステップのトレーニングをしたり、日常的にランニングすることが有効だと思います。
今の子供は、外で遊ぶ機会が減ってきているので、剣道の稽古以外でも、体を上手に動かしたり体力を高めるためのトレーニングが必要だと思います。
剣道を辞めたくなる原因の二つ目としては、自分のスペック以上に稽古内容がハードすぎるということが考えられます。
稽古内容が、自分のスペックに比べてオーバーワーク気味だと、道場に行くときも足が重くなるし、日ごろも気分が後向きになりがちなので、かかり稽古や追い込み稽古の量や負荷を、子供たちのスペックに応じて調整する必要があります。
剣道を辞めたくなる原因の3つ目としては、指導者との相性が良くないということが挙げられます。
本人は、強くなりたい意志が強いのに、指導者の指導が生ぬるかったり、本人はそこまで求めないのに指導者が熱心すぎる場合があります。
また面倒見が良くて、干渉するタイプの先生と相性があう人がいたり、子供の自由意志を尊重してのびのびやらせてくれる先生と相性が良い場合があります。
子供がどこか顔色が優れなかったり、不満そうな表情をしているときや、不満を言うことが多い時は道場を転籍して他の指導者を探すようにしたほうが良いと思います。
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